予想範囲内と予想外

音楽の流れにおいて、予想範囲内と予想外の流れというものがあります。
これはコード進行やメロディーの両方において（リズムもしかり）存在します。

予想範囲内を”スムーズ”、予想外を”驚き”という言葉に置き換えると、スムーズだけでは単調で、退屈なります。
驚きだけでは、逆説的ですが、驚きという予想範囲内のものになってしまうので、退屈と感じます。
スムーズの中の程よい驚きが音楽を退屈なものから素敵なものへ変えるものだと思います。
また、これをどう上手く扱えるかはミュージシャンとしてのセンスに関わってくるのでしょう。
この驚きを”引っ掛け”、”緊張”と言い換えてもいいかもしれません。

ただ、どの程度から緊張かを感じるのは人によって異なってきます。このあたりで個人の音楽的な好みが別れてくるのだと思います。